酸素の働き

酸素について

①酸素と脳について
1回の呼吸で摂取する酸素の約4分の一を脳が消費しています。脳に酸素を補給するために送る血液量は1日約2000リットルにも達します。脳へ十分な酸素が行きわたると、集中力・記憶力がアップします。

②酸素と体温について
体温を保つための一番のポイントは、血液の巡りを良くして新陳代謝を活発にすることです。酸素摂取が十分足りている時は、血液がスムーズに保たれ、体内のエネルギーも十分な状態。また、血液が毛細血管の隅々まで行き渡り、体の末端まで暖かくなり、冷えの解消も実感できます。

③酸素と脂肪について
体内には「リパーゼ」という脂肪分解酵素があります。このリパーゼは、脂肪を分解して血液中に送り込み、それをきちんと燃焼する働きをします。このリパーゼを活発にするには酸素が必要といわれます。短距離走などの無酸素運動に比べ、ウォーキングなどの酸素を取り入れながら行う有酸素運動がダイエットに効くといわれるのはそういうわけです。

④酸素と疲労回復について
酸素には、疲労やだるさの原因となる血中乳酸を、分解、除去する働きがあります。そのため、体内の酸素量が多い人は、酸素量が少ない人よりも、疲労回復にかかる時間が短くてすみます。つまり、酸素を取り込む力が高い人の方が、より速やかに疲労から回復できると考えられます。さらに、肉体的な疲労だけでなく、精神的な疲労にも酸素は密接にかかわっています。毛細血管はストレスの影響で収縮し、酸欠状態に陥りやすいので、そこに十分な酸素を供給することで酸欠を防ぎ、心身のリフレッシュにもつながります。

⑤酸素と美容について
肌の健康は、古い細胞が新しい細胞によって押し上げられ、はがれ落ちていく事で保たれます。その周期は、健康な肌で約28日。この代謝機能でも酸素は重要な働きをします。肌細胞付近の毛細血管は外気、ストレスなどの影響で収縮しやすく、酸素不足になることで代謝機能を妨げ、その周期が遅くなり、さらに古い細胞などの老廃物が表皮に残り、肌荒れやくすみの原因となります。細胞内に十分な酸素を与えることで細胞が元気になり、肌の生まれ変わりを正常にさせ、うるおいとツヤのあるみずみずしい素肌に導きます

⑥酸素とアルコールについて
アルコールが分解されるときにはたくさんの酸素が必要とされます。また、分解されたアルコールはアセトアルデヒドに変化し、さらに水と炭酸ガスに分解されます。この時にも酸素が必要とされます。酸欠の状態では、アセトアルデヒドが体内に溜まり、これが頭痛や吐き気、めまいなどの不快感を引き起こす原因となります。十分な酸素を取り入れることで、正常に体外へ排出され、二日酔いになりにくくなります。

⑦酸素とスポーツについて
短距離走のような無酸素運動では、酸素を使わずともエネルギーは賄えます。しかし長距離走の場合、細胞で酸素を媒体として筋肉収縮のエネルギー源を作ります。そのため体の隅々にまで酸素を速やかに運ぶことができれば、運動効率は高まることになります。また、筋活動が高まって酸素が不足すると、酸素を使わない方法でエネルギーを作り出すようになります。この時に乳酸が発生し、これが蓄積すると筋肉疲労を引き起こし、運動能力を低下させると考えられます。このことから「④酸素と疲労回復」につながっていきます。

⑧酸素と現代について
人間が生活するうえで、最適な空気中の酸素濃度は30%前後と言われています。数百年前は25%近かった酸素濃度が、環境汚染の為か、現在では約21%まで落ちています。さらに運動不足による心肺機能の低下、ストレスや食事、生活の乱れ、喫煙なども影響して酸素不足を招きやすい状態となっています。現代社会で体を健康に保つには、酸素補給が欠かせません。多くの酸素を補給することで血液がリフレッシュされ、細胞組織が活性化されます。酸素は私達の体のエネルギー活動に深くかかわっており、酸素補給による効果も多岐にわたります。




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